長生き、長寿の秘訣は減塩、低たんぱく食の健康食?

肉食動物の寿命が短いように、人間も肉や魚、あるいは大豆など、たんぱく質を摂り過ぎることは体によくないのかもしれない。

たんぱく質の1日の摂取量はだいたい体重の数値と同じくらい(キロをグラムに変換)。つまり、60kgの自分の場合、1日のたんぱく質摂取量は、だいたい60gというわけ。

60gと言っても、例えば豚肉を1日60g摂ればたんぱく質が60g摂れるというわけではない。豚肉のロース肉などであれば、1日300g程度食べてたんぱく質60gを摂取したことになる。食品に含まれるたんぱく質のおおよその含有率はこちら

しかし、ここでよく考えて欲しい。

例えば、焼肉を食べた場合、300gの肉などあっという間だということを。また、寿司も、10貫食べるとたんぱく質は優に30gを超える。

そして、たんぱく質は主食である米やパン、そして、野菜にも入っている

成人男性で食欲旺盛な人であれば、米やパン、野菜、おかし類などだけでも、たんぱく質を1日に20g程度は摂取している。つまり、肉や魚、豆料理などでは、1日40gまでしかたんぱく質を摂取できないことになる。今の日本人は、ダイエットでもしていない限り、たんぱく質を過剰に摂取しているのだ。

たんぱく質の過剰摂取は内臓に負担をかける。特に腎臓。そして、腎臓は年齢と共に機能が失われていく時限的臓器。たんぱく質の過剰摂取は、腎臓の寿命を縮めているのだ

また、塩分の過剰摂取も良くない。

一般的には、1日9g以下に抑えるように言われているが、中高年であれば高血圧のことも考えると1日6~8g程度には抑えたいところ。

ところが、減塩の食事は、たんぱく質を制限することよりもずっと難しい。特に、外食中心、スーパーの惣菜中心の食生活をしている人やカップラーメンをよく食べる人、味噌汁をよく飲む人などは、ほぼ間違いなく塩分を過剰摂取している。しかも、目標値の倍ぐらいは多く摂取している。

そして、塩分も全ての食材に含まれている。全く調味料を使わなくても、1日2グラム弱ぐらいの塩分は摂取していることだろう。つまり、塩やみそ、しょうゆ、ソースなどを料理で一切使わなくても、日常生活のなかで塩分不足になることはまず無いのだ。

それでは、なぜ塩分の過剰摂取が体によくないのか。多くの人は知らないだろうが、塩分を摂ると、体液が増えるのだ。野菜を塩もみすると水が出るように、人間の体も塩の塩分で水抜きされるのだ。

体液が増えると血圧が上がり、血圧が上がると血管が傷つき、そして、血管が傷つくと心臓病や脳卒中を引き起こしやすくなる。

また、高血圧は腎臓にも負担をかける。

つまり、お肉たっぷり、味の濃い美味しい食事を続けると、その報いはいずれ倍返しされるというわけ。

金魚も低蛋白のえさで長生きするし、犬も低蛋白食で腎臓病を予防する。それは、人間でも同じだと思う。

ストレス社会の現代は確かにたんぱく質を摂ることは大事かもしれない(ストレスによってたんぱく質が消耗すると言われている)。けれども、スーパーの惣菜や弁当などを見れば分かるように、今の食生活はたんぱく質至上主義、まるで肉食動物用のメニューのようだ。このようなたんぱく質だらけの食生活は、かなり危険なことだと思う。







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